君はTOO SHY / 2018年6月15日
12:41 食事しました。制作します。
優しい乳臭いおぞましさ、黒いレースが、頭上から降りてきます。
制作前にひどく落ち込みます。
21:10 制作に展望が。
22:10 制作ひと段落です。
2:20 彦坂先生、糸崎さんと安ワインを飲みました。
[小説]
私の近親相姦の掟の重々しさで折れてしまった背骨と橋の手すりの上に、腹ばいになると、という私の記憶は14階から飛び降りた「勢い系ではなく、じっくり系だった」、と言う、君の声を思い起こさせ、君は人は死なない、と言い、私たちはマクドナルドのトイレを音楽スタジオとして録音して作曲した。そこで私たちはラブホテルに行った方が良いのかと言う議論と、いやビジネスパートナーの方が面白いと言う結論を出して、大森貝塚の不思議さと、電車賃なく帰れなかった冬の夜の、初雪、神社の境内で、膝をついて読む、旧約聖書の「民はくびきを絶っています」と言う告発をひとり読む、私は憂鬱で時折倒れる瓶詰めの精子。